至近距離の幸せ

手つかずのままの文章に、”しあわせ”と書き込んだ・・・。 少し、少しだけ、ココロが半歩、歩いた気がした。
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作曲家列伝「筒美京平」




「作詞家列伝」を書いて、


ならば、”作曲家列伝”でしょう、と言われ


「今でしょ!」とばかりに、新シリーズが始まりました。



ただし、作詞家同様、1970年代から1990年代にかけての


作曲家列伝となります。




何故なら、200年代から、シンガーソングライターが音楽界を席巻し、


作曲家の専門職としての立ち位置が薄れてきたのです。



だからこそ、あの時代の黄金期の作曲家となります。




この人が、やはり、


トップバッターでしょう。



ダントツで、筒美京平



この人なくして今日の音楽界はなかっただろう・・。


まさに、天才中の天才。稀代な作曲家。


後にも先にも、このような作曲家は現れないだろう。


確信。



この人を掘り出したのは、


青学時代の先輩、作詞家の橋本淳(作詞家列伝を参考に)である。


グループサウンズ時代から始まる、この人も天才。


このコンビで、歌謡界の新時代の幕開けとなった。


ビレッジ・シンガーズの「バラ色の雲」がスマッシュヒット!


そこから、オックスの「ガールフレンド」、「スワンの涙」が大当たりし、


いしだあゆみの「ブルーライトヨコハマ」、「あなたならどうする」、


ブルーコメッツの新境地「さよならのあとで」で、確たる不動の地位を築く。




口当たりのいい、アメリカ風ポップスをよく取り入れ、


泥臭くない作曲方は、日本人離れとしてよく、パクリ疑惑が一時、広がったが、


うまく取り入れたのは筒美ならではの味付けの技であり、



誰も真似は出来なかった。追従を許さなかった。


そして、心の琴線に触れるメロディメーカーである。


その後も、尾崎喜世彦の「また逢う日まで」がメガヒット!


この曲、GS時代のズ・ニ・ブーのB面シングル曲「ひとりの悲しみ」の評判に


阿久悠が改めて詩を書き直し、尾崎での歌として大ブレイクとなった。


この曲は後世まで歌い継がれるだろう。


この歌、下手をすると、埋もれてしまう可能性もあったのだ。


私も、「ひとりの悲しみ」を当時シングルを買って、


よく聞いていたので、


お色直しでのヒットは我がことのように


うれしかった記憶がよみがえります。



本題に移しましょう。



アイドルにも多数、楽曲を提供しました。


野口五郎の「青いリンゴ」です。


この曲が野口のデビュー曲と思われがちですが、


デビューは演歌「博多みれん」が不発で方向変換しアイドル新御三家の


一角をなしました。他に山上路生作詞「甘い生活」もあります。



他の御三家の郷ひろみには、「男の子女の子」、「よろしく哀愁」等を。


西城秀樹には「恋する季節」、「勇気があれば」を。


南沙織には「17才」をはじめ、「ひとかけらの純情」、「哀愁のページ」、


「色づく街」等の何作も数々のヒット曲を提供。



麻丘めぐみには「芽生え」から始まり、作詞家千家和也の独特の切り口で


「私の彼は左きき」が大ヒットしたことにより、


当時、左利きの方は(左ききを修正された方も多かった時代)、


市民権を得たように堂々の左ききが誕生しました。


太田裕美には弾き語りの「雨だれ」(作詞は松本隆の初期作品)、


松本隆の作詞パクリ疑惑が広がった「木綿のハンカチーフ」はフォーク歌謡の走りです。


そして「九月の雨」、「赤いハイヒール」、「最後の一葉」等の名曲ばかりです。



岩崎宏美には「ロマンス」、


物まねのコロッケでおなじみの「シンデレラハネムーン」を。


桜田淳子に「リップスティック」、


近藤真彦には「スニーカーぶる~す」、小説家伊集院静作詞の「ギンギラギンにさりげなく」等を、


田原俊彦に「君に薔薇薔薇という感じ」もあり、


河合奈保子には「UNアバランス」、「エスカレーション」で初のポップスを、


早見優に「夏色のナンシー」は・・・・♪恋じゃない!「YES!


松本伊代の「センチメンタルジャーニー」、♪伊代はまだ16だから・・・♪


中山美穂には「c」、「ツイてるねノッてるね」を、


浅野ゆう子の「セクシーバスストップ」、


リンリンランランの「恋のインディアン人形」とういうのもありましたが・・・



少年隊の「仮面舞踏会」は今でも歌い継がれ、


「君だけに」は甘いバラードを。


小泉今日子は、「ヤマトナデシコ七変化」、アイドルをぶち壊した「なんてたってアイドル」、


しっとり「夜明けのMEW」、


本田美奈子にはへそ出しの秋元康作詞「1986年のマリリン」と・・・



そう、忘れてはいけないのは、


清楚で可愛さありあまる斉藤由貴の「卒業」。


この編曲は、武部聡志の初めての編曲で、


今や一青拗のプロデユーサーでもあります。




渋いところでは、歐陽菲菲に「雨のエアポート」、


ジュディ・オング「涙のドレス」、奥村チヨに「涙いろの恋」、


弘田三枝子に「渚のうわさ」、渚ゆう子に「さいはて慕情」、


「雨の日のブルース」、ロスプリモスに「ヘッドライト」、


美樹克彦に「あなたが選んだ僕だから」、


井上順の「お世話になりました」、


西田佐知子に「くれないホテル」、小川知子の「愛こそすべて」、


大御所の橋幸男に「京都・神戸・銀座」と、


五木ひろしに「かもめ町なみだ町」、


朝丘雪路の「雨がやんだら」、坂本スミ子の「夜が明けて」、


小柳ルミ子の「来夢来人」等々の


大人受けのメロディは魅了しました。




フォーククルセダーズの北山修とのコンビで、


堺正章の「さらば恋人」も大ヒットしました。


チェリッシュの「ひまわりの小路」など懐かしいです。


そうそう、意外なところで、「サザエさん」の主題歌、


エンディング曲は今でも新鮮です。編曲がいい。
(*そうです、この作曲家、編曲も多多兼ねています。)




また、ヒデとロザンナには、「粋なうわさ」、「ローマの奇跡」が


ありますが、この「ローマの奇跡」のB面には、


今や、2012年に由紀さおりの世界的にも大ヒットした


アルバムの1曲「真夜中のボサノバ」がカバーされ、


B面が、クローズアップされたのもうれしい出来事でした。





このヒデロザには、冒険的に遊び心で、


B面にはしゃれた曲がたくさんあります。


また、ロザンナの叔父のイタリア人によるムードグループに「あれから君は」を。これも隠れた名曲です。


その後、ヒデロザでもカバーされました。



橋本淳、筒美コンビの秘蔵っ子こと、平山三紀の「真夏の出来事」の大ヒットは代表曲のひとつでもあり、


その後、平山には「ビューティフル・ヨコハマ」、「フレンド」等の冒険チャレンジ曲が目白押しです。


筒美流のポップス全開です。


そこで、今やラップの定番、“韻”をふんだ作詞(ちあき哲也作詞)にも


挑戦の庄野真代の「飛んでイスタンブール」は画期的でもあり、


大橋純子に「たそがれマイラブ」はしっとりと、


中原理恵の「東京ララバイ」の都会ポップと続きました。




都会的なフォーク世界のブレッド&バターも忘れられません。


「傷だらけの軽井沢」など、しゃれた感がよく、


「愛すべき僕たち」は、後にビリーバンバンがリメイクしました。



人知れず隠れた名曲が多々あり、



元ゴーデンカップスのマモル・マヌー初ソロ曲「サンゴ礁の娘」は、


城ミチルや、郷ひろみなどカバー曲しました。



朝倉理恵の「あの場所から」も後に柏原好恵も出しました。




意外なところで、あのねのねからの依頼で「愛の調べ」を。


大映の映画会社のアダルト渥美マリには「可愛い悪魔」という、


意味深ないい曲もあります。




やはり、筒美の最大の売り上げ曲は、


ジュディ・オングの「魅せられて」です。


これは、阿木曜子作詞で、池田満寿夫の映画の主題歌にもなり、


ジュディの羽を広げるパフーマンスとも話題になりました。




ポップスも多くあります。


桑名正博の「セクシャルバイオレットNO1」もCMにのっかり大ヒット、


でも、桑名の「哀愁トゥナイト」も忘れられません。


CCBの「ロマンチックが止まらない」は今でもよくかかります。



そうそう、朝田美代子の調子ぱずれの「赤い風船」も


安井かずみの詩の良さも相成り大ヒット、


小林麻美には「初恋のメロディ」、「落葉のメロディ」、


女優では、岡崎友紀「私は忘れない」もヒットしました。


薬師丸ひろ子にも「あなたをもっと知りたくて」があります。




秋元康の出世作、稲垣潤一の「ドラマティック・レイン」はありました。


レベッカ解散後の初ソロ、NOKKOの「人魚」、


ジャニーズには、TOKIOの「アンビシャスジャパン」、Kinki Kids「やめないでぷPURE」もありました。


安倍なつみの妹、麻美に「君を連れていく」というのもあります。




この曲数を挙げればいとまがありません。


たくさんのこばれた作品もありますが、


筒美京平の前に誰もいず、後にもいない、




この天才作曲に


最大の拍手を送ろうではありませんか・・・




ここ最近2008年に、


映画「GSワンダーランド」では主題歌に依頼に応え、


最高のコンビ、橋本淳と筒美での「海岸線のホテル」を出し、



今も現役です。



筒美京平



もう我を忘れて書き殴りました。


時代はかなり前後した曲順紹介になりましたが、



どれひとつとっても


クオリティの高い作品ばかりです。



また、ほとんどの曲の編曲も自ら手がけ、


これまた難度の高いアレンジで味付け。



だからそ、曲の完成度が高かったのでしょう。






ありがとう



筒美京平。御年70代。


もう一度、橋本淳との名コンビで新曲をご披露ください。


聞きたいよ~!




筒美京平、ばんざ~い!



パチパチパチ!パチパチパチ!

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【 2013/05/04 (Sat) 】 作曲家列伝 | TB(0) | CM(0)
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